昭和電工(株)は、次亜塩素酸ソーダの国内販売価格を引き上げる。
1.価格改定の内容
(1)値上げ幅
次亜塩素酸ソーダ 6円/kg 以上
(2)実施時期
2018年10月1日納入分より適用
2.価格改定の背景
次亜塩素酸ソーダは、紙・パルプの漂白や水道水・プールの殺菌消毒などに使用され、ライフラインにおいて必要不可欠な工業薬品。同社のソーダ電解事業は、原料価格、エネルギー・電力コストの上昇により、長期に亘って厳しい状況が続いている。加えて、安全・安定供給の実現に不可欠な物流面においても人件費・燃料価格上昇により収益が悪化している。
今後も製品を安全・安定に供給し、事業の維持継続を行うには、自助努力によるコスト削減に加えて、顧客にコストアップ分の一部の負担をお願いせざるを得ないとの結論に至った。