Quantcast
Channel: コンバーティングニュース
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7252

【ToF】リンクス、スイスESPROS社と総代理店契約を締結。11月よりToF方式CCDセンサー「epcシリーズ」を日本展開

$
0
0

 (株)リンクスは、このたび、スイスのESPROS(エスプロス)社と、ESPROS社の開発製品に関する日本国内における総代理店契約を締結。11月より同社製品の日本展開を開始する。
 ESPROS社は、オプトエレクトロニクス関連企業向けに各種IC や3次元センサーを開発・製造しているスイス企業で、その製品は独自性を評価され、2006年の設立以来、欧州、アジア、米国において様々な業界の企業に幅広く採用されている。同社は、早い時期に先進技術であるToF(Time of Flight:タイム・オブ・フライト)方式CCDセンサーの将来性を確信し、数十億円規模の先行投資を行うことでToF方式CCDセンサー「epcシリーズ」の開発に成功。リンクスは、epcシリーズが日本国内市場における既存のセンサー技術を刷新できるものと確信し、今回の総代理店契約締結に至った。
 epcシリーズは、カメラの光源からの光が、計測対象表面で反射してカメラに戻ってくるまでの時間を計測することで、対象物との距離を算出するToFの手法を利用している。ToFの技術は測量機器や人体検知センサーに搭載されているほか、自動車の外界センサーとして自動車メーカー各社が採用に取り組むなど、昨今注目を集めている。これを利用することで、撮影対象の立体情報(距離情報)を画像として取得する3次元の距離計測カメラを開発することができる。また、高い外乱光耐性や裏面照射による高感度化といった特徴を備える。海外では、自動ドアや、無人搬送車、ドローン、配送ロボットなどに組み込まれるなど、すでに多くの企業で採用されている。
 リンクスでは、epcシリーズが距離センシングを必要とする様々なアプリケーションで活用されるとみており、特にロジスティクス、ロボット、セキュリティ分野の企業を対象に販売していく。

R_DSC_0207.jpg

3次元距離計測カメラによるリアルタイムセンシング画像。
距離が近い対象ほど赤みを帯びている


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7252

Trending Articles