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【SDGs】コダック、識字率向上を目指す世界的なプログラムを2018年に拡大。持続可能なテクノロジーを活用し、支援を必要とする世界中の地域に書籍と学用品を提供

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<米国ニューヨーク州ロチェスター、2018年5月14日発>コダックは、児童数千人分の書籍および学用品を2018年内に生産する印刷会社のボランティアネットワークを立ち上げ、世界で最も恵まれない状況下にある子どもたちを支援すると発表した。この取り組みでは、プロセスフリープレートKODAK SONORAを始めとするコダックの持続可能な印刷関連製品が活用される。
 イーストマン・コダック社バイスプレジデント プリントシステムズ事業部セールスゼネラルマネージャーのリチャード・リンド氏は次のように述べている。
 「コダックのPrint for Good プログラムに、世界中の印刷会社様から参加したいという表明をいただいていることを大変喜ばしく思います。既に参加しておられる印刷会社様は、コダックの持続可能なテクノロジーを活用して、独自タイトルの児童向け書籍や学習用ノートを印刷して寄贈しており、その数は2,000冊以上にものぼります。こうした書籍と学用品は現地の識字率向上支援団体、学校や現地の非営利団体の協力により、さまざまな地域に配布される予定です」
 昨年は、Print for Goodプログラムにより、ヨーロッパ、米国、ラテンアメリカ、アジア、中東などの各地域で暮らす何千人もの児童の下に、30,000冊以上の書籍・印刷物が届けられた。また、このプログラムにより、以下の活動も実施された。
・ハイチの女児養護施設に図書館を建てるための資金を援助
SnapCrab NoName 2018 5 24 12 37 33 No 00 R・イスラエルにおける2017年のPassover休日期間中、経済的に恵まれない児童に祈祷用ブックレットを提供
・本のサイン会と図書寄贈運動を世界中で主催
 また、Print for Goodの取り組みでは、コダックに勤める全世界の従業員が、自身の暮らす地域の識字率向上運動を支援するため、ボランティア活動に従事した。その一例としては、現地の学校で実施される読み書き教育プログラムへの参加がある。
 リンド氏は、全ての主要な販売地域において印刷会社様がこの取り組みに加わっていると述べている。「これらの印刷会社様は、2018年においてもコダックの取り組みに積極的に協力してくれおり、印刷物の配布により識字率向上運動を支援し、地域の活力を増大させるために一役買ってくれているのです」
 コダックは2018年度より、「Room to Read(ルーム・トゥ・リード)」という団体と新たにパートナー関係を樹立する予定。Room to Readは、途上国における識字率向上と女子教育に取り組む、国際的な非営利団体。コダックは同団体と協同で、インドのラジャスタンの小学校におけるRoom to Readの読み書き能力育成プログラム開設を支援する。これによって同地域では、安全で子どもに優しい学習環境の利用が可能となり、児童の暮らす地域の言語で書かれた書籍が提供され、読み書き教育のベストプラクティスを身につけた教師および図書館員も配置される。プログラムを持続させ、成功まで導くため、コダックとRoom to Readは、地域および行政との強力なパートナー関係樹立を目指して、緊密に連携するという計画を立てている。
SnapCrab NoName 2018 5 24 12 34 11 No 00 R Room to ReadのCEOであるギーサ・ムラリ博士は次のように述べている。
 「質の高い教育による支援が必要な児童が、世界で数百万人も存在しています。コダックとの協力関係によって、インドにおけるRoom to Readの影響力を強めることができ、また、ラジャスタン州の識字率向上の問題に真っ向から取り組むことが可能となりました。コダックによる支援のおかげで、Room to Readの読み書き能力育成プログラムは、インド国内27万人の児童の生活に、より強い影響を及ぼすことができるでしょう。それによって、インドの子どもたちは自身の可能性を最大限発揮し、将来の方向性を変えることが可能となります」
 コダックは、6月にPrint for Good印刷会社ネットワークプログラムで入手可能となる、オリジナルデザインおよび児童向け物語作品を多数制作中。そのためにコダックは、Room to Readによる既存のアーカイブを利用し、また、高名なデザイナー・児童書作家であるタッド・カーペンター氏からの協力も得ていう。カーペンター氏はコダックの後援により、ここでしか手に入らない18ページの絵本を制作する予定。絵本のテーマとなるのは持続可能性であり、水資源とエネルギーを節約し公害をなくすために世界の子どもたちはどのような貢献ができるか、という話題が中心になっている。
 リンド氏は次のように述べている。
 「コダックでは、持続可能性を『トリプルボトムライン』、すなわち人、地球、利益(People, Planet and Profits)という視点から捉えています。プロセスフリープレートを始めとするコダックの持続可能な製品群を販売促進することは、地球にとって最良の選択です。世界の識字率を向上させることは、人々にとっても、また、コダックが拠点を置き営業活動をする地域にとっても素晴らしいことです。そのうえ、これらすべての活動により、印刷の価値と印刷業界の永続性も高められます。あらゆる点においてPrint for Good(印刷を通じてより良い社会を築くというコダックの企業理念)であると言えるのです」
SnapCrab NoName 2018 5 24 12 36 14 No 00 R


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