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【プラスチックダンボールケース】宇部エクシモ、「HACCP」に適した「シールドケース」を発売

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2018 05 22 ubeexsymo 宇部エクシモ(株)は、3層中空ハニカム構造板「シングルコーン(R)」に端末処理を施した「HACCP(ハサップ)(※)」に適したプラスチックダンボールケース(商品名:「シールドケース」)の販売を開始した。

 近年、消費者の食品の安全性への要求がますます高まっており、食品等事業主のための優れた衛生管理システムとして「HACCP」の採用が国際的に推奨されている。日本国内でも導入が進んでおり、原材料の入荷から製品の出荷に至る一連の工程で使用される梱包資材には異物混入等の防止対策など安全性の確保が求められている。

 物流用途に用いられている従来のプラスチックダンボールでは端部に開口部があることから、異物が混入したり、ケースの洗浄工程での水残りにより、カビが発生する等の恐れがあった。宇部エクシモでは、上記の問題に対応するため、プラスチックダンボール「ダンプレート(R)」の端末部をシール加工した「シールドケース」を販売しているが、端末シール部分の密封性が高く、繰り返し使用での耐久性もあり好評を博している。

 今回、新たに「シングルコーン」を使用した「シールドケース」をラインアップに加えた。「シングルコーン」は円錐台形状の山が千鳥格子に配置されたポリプロピレン製シートを中間体とし、その上下の表面に面材を溶着させた3層の中空ハニカム構造板である。平面圧縮強度に優れ、平行リブのダンプレートと比べ縦横の強度差が少なく、末端部の封止加工もリブの方向性に影響されることないため、端部が折れにくく細かい加工が可能である。さらに剛性がアップすることで、使用するシートを2割程度軽量化することができるほか、より重い内容物や、大きいサイズのケースにも対応が可能であるため、運送や作業の効率化に貢献できる。

 今後は「HACCP」方式に適したプラスチックダンボールケースとして、食品・医療品分野での販売をさらに拡大していく計画である。

HACCP(ハサップ): Hazard Analysis and Critical Control Point(危害要因分析重要管理点)


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