リンテック(株)の西尾弘之代表取締役社長は、4月2日の入社式において次のような挨拶を行った。
2019年度を最終年度とする3カ年中期経営計画「LIP(LINTEC INNOVATION PLAN)-2019」の2年目に入った。初年度の業績は、残念ながら当初目標にわずかに届かない見通しだ。最終年度の目標達成に向けて鍵となる今年度を、“イノベーションをさらに加速する年”と位置づけた。皆さんには高いモチベーションを持って、一日も早く若い力を注いでもらいたい。
会社は持続的成長を目指すとともに、持続可能な社会の実現に貢献していかねばならない。当社グループとしても、国連が掲げる持続可能な開発目標である「SDGs」を経営に組み入れ、事業活動を通じて積極的に社会的課題の解決に寄与していきたいと考えている。皆さんはそのことを十分念頭に置きながら、まずはどんな仕事であっても、情熱と責任感を持って成し遂げていってほしい。一生懸命、誠意を持って取り組んでいれば、たとえ苦労することがあっても、その仕事を成し遂げたときの達成感は大きく、仕事が楽しくなってくる。
IoTの普及やAIの進化、あるいはそれに付随するさまざまな技術や製品の登場など、今はまさに変化の時代といえる。一人でしっかり時間をかけて、完璧を目指すという姿勢はもちろん大事だが、時には早い段階で先輩・上司などに相談しながら、より迅速に問題解決につなげていくという姿勢も必要。常にスピードを意識して、フットワーク軽く日々の仕事に取り組んでほしい。
お客様第一の精神とCSRの精神。この二つを皆さんには持ち続けてほしい。お客様が当社に対して、あるいはその製品やサービスに対して価値を見出してくれることで、当社は存続することができ、最終的には皆さんやその家族の幸せにもつながる。そのことを決して忘れてはならない。そして同時に、自分の行動が社会人として、一人の人間として正しいかどうかを常に考え、お客様や周囲の人への感謝と敬いの気持ちを持ち続けてほしいと思っている。
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【2018年入社式挨拶】リンテックの西尾弘之代表取締役社長
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