昭和電工(株)は、中国における電子材料用高純度ガス事業強化のため、武漢市に「上海昭和化学品有限公司(以下、SSC)」の分公司を設立し、3月より営業を開始した。
世界的な電子機器需要の拡大と中国政府による産業育成策により、中国では半導体・FPD(フラットパネルディスプレイ)市場が急成長している。従来、同社は上海より電子材料用高純度ガスを出荷し、中国国内のユーザーに販売していたが、以下の理由から、武漢市に倉庫を保有する営業拠点を設立した。
1.電子材料用高純度ガスに対する法規制が強化される中、倉庫の分散による安定した物流網を確立することが急務であり、武漢市は主要都市を結ぶ物流拠点として好立地であること。
2.武漢市を含む華中地区で大規模な半導体・FPD工場の建設が相次いでいること。
販売・物流機能を併せ持つ電子材料用高純度ガスの中国拠点は、上海に次いで2カ所目。中国では、今後も全土で多数の半導体・FPD工場の新設が計画されており、同社グループは各地区における本事業の拡大、主要メーカーとのさらなる関係強化を目指し、引き続き販売・物流拠点の整備を進めていく。
<分公司の概要>
社 名:上海昭和化学品有限公司武漢分公司
所 在 地:武漢化学工業区化工五路一号(武漢恒基達キン国際化工倉儲有限公司 内)
設 立:2018年2月11日
事業内容:電子材料用高純度ガスおよび化学品等の販売
責 任 者:丸橋 明 氏(上海昭和化学品有限公司 副総経理)
↧
【電子材料用高純度ガス】昭和電工、武漢市に分公司設立。中国・華中地区での販売強化
↧