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【People】3M、マイケル・ローマン氏をCEOに任命、 インゲ・チューリン氏はエグゼクティブ・チェアマン・オブ・ザ・ボードに

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 3Mは米国現地時間の3月5日、マイケル・F. ローマン氏を2018年7月1日付でCEO(最高経営責任者)に任命することを発表した。ローマン氏はインゲ・G. チューリン氏の後任となり、チューリン氏は同じく7月1日付で新設されたエグゼクティブ・チェアマン・オブ・ザ・ボードに就任する。
 チューリン氏は次のように述べている。
 「熟考を重ねた継承プロセスを経て、マイクがCEOとして3Mの未来をリードしていくという決定に確信を持つに至りました。マイクは経験に富み、成果を重視し、かつ高潔なリーダーです。広範なグローバルビジネスにおいて、販売の拡大や、事業の効率化、企業価値の向上に素晴らしい実績を残しています」
 ローマン氏(58歳)は、2017年7月からCOO(最高執行責任者)兼エグゼクティブ・バイス・プレジデントを務め、3Mの5つのビジネスグループとグローバルオペレーションを所管している。
 3Mでの30年のキャリアの中で、この他にも重要なリーダーシップポジションを歴任し、3Mの全世界での売上高の3分の1を占める最大のビジネスグループであるインダストリアル部門を率いた。それ以前にはチーフ・ストラテジストとしてチューリンを支えて3Mの戦略のロードマップの作成に携わったほか、米国をはじめ、欧州、アジアなどに赴任し、世界中で3Mのビジネスをリードしてきた。
 ローマン氏はミネソタ大学を卒業後、南カリフォルニア大学で電気工学の修士号を取得している。
 ローマン氏は次のように述べている。
 「未来に向かって3Mをリードしていく機会を与えられ、光栄に思っています。インゲは3Mを新たな高みに押し上げました。私はこの勢いをさらに加速させ、お客様と株主の皆様に価値をお届けしていくことに尽力します」
 チューリン氏は、エグゼクティブ・チェアマン・オブ・ザ・ボードという新たなポストで引き続き3M取締役会の議長を務め、ローマンと一緒に3Mの長期戦略を実現するイニシアティブを推進する。チューリン氏は、2012年から3M会長・社長兼CEOを務めた。
 3M取締役会の筆頭独立社外取締役マイク・エスキュウ氏は、この人事に自信を示し、次のように述べている。
 「3Mは、2人の強力なリーダーが会社を率いることにより、多大な恩恵を受けるでしょう。マイクのような高い能力を備えるリーダーを任命することができて大変嬉しく思います。また、インゲが持つ幅広い経験をエグゼクティブ・チェアマン・オブ・ザ・ボードという新しい役割のなかでさらに力強く生かしていくことに大いに期待しています」


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