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【3D技術】JSR、パラアスリートのパフォーマンス向上を図る「スポーツ・アンド・ヘルス イノベーション コンソーシアム」に参画

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 JSR(株)は、アスリートや関係者を支援する技術開発を行う、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの「スポーツ・アンド・ヘルス イノベーション コンソーシアム」に参画している。
 同コンソーシアムの活動の1つとして、3D技術を活用してパラアスリート一人ひとりの身体に合った用具を作ることでパフォーマンスの向上を図る研究も行っている。同社は、3Dプリンティング技術およびその材料技術を通じた事業展開の一環として、2015年10月に同コンソーシアムに参画し、車いす競技用のグローブ開発を進めてきた。車いすアスリートの育成、サポート事業を行う(一社)ソシオSOEJIMAでの製品化検討など、パラアスリートを支援する団体の活動もサポートしている。
 車いす競技用のグローブは、選手一人ひとりが手作りするため制作に時間がかかる。グローブの形状を3Dデータに起こし、3Dプリンターを使って制作することで、身体にフィットしたグローブを繰り返し再現することが可能となり、制作に費やす時間を短縮することができる。また、3Dデータの微調整を行うことでより使い勝手の良いグローブを作ることができ、選手のパフォーマンス向上にも役立つ。
 2017年11月より(株)ブリヂストンが新たに活動に参画することとなり、JSRの3Dプリンティング技術および材料技術と、ブリヂストンの素材技術によって、より一層選手の身体にフィットしたグローブを開発し、選手のパフォーマンス向上に貢献していく。また、同コンソーシアムの活動が(一社)日本パラ陸上競技連盟の協力を得られたことで、一般普及への具体的な取り組みの加速が期待される。


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