テトラパック・グループ(本社:スイス、社長兼CEO:デニス・ヨンソン、以下 テトラパック)は、既存の製造工程を変えずに、乳飲料や果汁飲料を製造し、同製品をアイスクリームや冷凍製品として販売できる新容器『テトラ・フィノ・アセプティック100ウルトラMiM』を発表した。
この新容器により、常温で、乳飲料や果汁飲料を小さい袋状の容器で製造・流通することが可能になり、その後、店舗または消費者の自宅で冷凍することで、最終的に冷凍製品として楽しめる。これにより、乳飲料 および果汁飲料メーカーは、製造設備や保冷輸送システムへの新たな投資をすることなく、全世界で720億ドル※1 の巨大アイスクリーム市場に参入する事ができる。
この容器の試験導入をいち早く決定した、中国の大手食品メーカー旺旺グループ(Want Want Group)の王近平(Wang Jin Ping)冷凍食品事業部長は、次のように述べている。
「テトラ・フィノ・アセプティック100ウルトラMiMを採用した新製品のご案内を、当社から流通業者に対し9月初旬に行いましたが、保護者と子どもたち双方の ニーズを満たせる点において、大変ご好評をいただいています。保護者にとっては、保存料を一切含まない旺旺グループのフレーバーミルクを原料とする栄養価の高い製品ということを再認識でき、子どもたちにとっては、楽しくておいしい冷凍のおやつを食べることができる点にご満足いただけるものと思います」
『テトラ・フィノ・アセプティック100ウルトラMiM』への製品の充填は、Tetra Pak A1充填機を使用。マイクロインジェンクション成形技術により容器に装着された 開封つまみによって、力の弱い子どもや高齢者でも簡単に容器を開封できる。
容器は、アジア、中東、ヨーロッパで2018年から販売される予定。
※1 「Passport Euromonitor 2017」より